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中小企業の悩みを解決 神奈川産業振興センターが支援拠点開設

経済 | 神奈川新聞 | 2014年6月3日(火) 03:00

神奈川県よろず支援拠点の看板をお披露目するKIPの小林理事長(右)とコーディネーターの山崎氏=横浜市中区
神奈川県よろず支援拠点の看板をお披露目するKIPの小林理事長(右)とコーディネーターの山崎氏=横浜市中区

中小企業のお悩み、“七人の侍”が解決-。売り上げ拡大や経営改善など、中小企業の経営に関するあらゆる相談に対応しようと、神奈川産業振興センター(KIP、横浜市中区)は2日、「神奈川県よろず支援拠点」を開設した。専門スタッフ7人が窓口での相談や出張相談会、企業訪問などを実施し、きめ細かく企業の課題解決に対応する。

経済産業省が本年度から47都道府県に1カ所ずつ設置する「よろず支援拠点」の一つ。国内の企業の9割を占める中小企業を支援することで、経済活性化を狙う。県内では、中小企業の支援に長年のノウハウを持つKIPが指定された。

県内の拠点では、山崎隆由氏をコーディネーターに、中小企業診断士の資格を持つ30~60代を配置。事業再生やIT活用による業務改善、金融支援など、それぞれが持つ強みを生かす。多岐にわたったり解決が難しかったりする問題には、商工会や金融機関などと連携してチームを組み、経営課題解決のための支援を行う。

「自社に合った補助金はどのようなものがあるか」など、経営に関する疑問を電話で気軽に問い合わせできる専用ホットラインを設置し、企業の支援ニーズの掘り起こしを徹底する。事業承継や国際化など、テーマに応じたセミナーや交流会も今後実施する予定。

2日に開かれた開所式では、KIPの小林賢理事長が職員を前に「“七人の侍”が力を合わせて中小企業にしっかりと食い込んで、さまざまな課題解決に向かっていただきたい」とエールを送り、さらに「今まで蓄積したノウハウを生かし、神奈川らしい、しっかりと形に残る支援をしていきたい」と話した。また、書家の金澤翔子氏が揮毫(きごう)した看板が披露された。相談や問い合わせはホットライン電話045(633)5071。

【神奈川新聞】

 
 

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