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駆け込み反動「想定内」 新戦略奏功の県内企業、「増税影響は6月に」の声も

経済 | 神奈川新聞 | 2014年5月22日(木) 03:00

増税に伴う駆け込み需要からの反動減が懸念されていた個人消費。しかし県内企業の2014年3月期決算会見では、4月に入ってからの動きについて「想定内の落ち込み」「影響はほとんどない」といった声が相次いで聞かれた。一方で「増税の本当の影響は6月に出るのではないか」との声もあり、今後の推移を注視する必要がありそうだ。

13年3月期に創業以来初の最終赤字を計上、14年3月期は一転して最終黒字となったファンケル(横浜市中区)。駆け込み需要は予想を上回るもので、業績を上方修正するに至った。駆け込みによる売り上げ効果は、18億円と試算する。

4月以降もベースメークをリニューアルしたことなどが奏功、「反動減はあるが想定内」。今期は、生活習慣病予防サプリメントの発売などにより、当期純利益の大幅増を見込む。

「一部商品を値上げしたが、増税の影響はほとんどない」と話すのはブックオフコーポレーション(相模原市南区)。高単価のゲームソフトなどの反動減は多少あるものの、消費者の買い控え傾向はあまり見受けられないという。4月にはヤフーとの間で資本業務提携を締結。ネットオークションといった新たな販路を活用し、店舗の販売効率を向上させる方針だ。

駆け込みもその後の反動減もなかったとみるのはストッキングやインナーの大手、アツギ(海老名市)。増税を前に食料品やトイレットペーパーなどの日用雑貨にお金を使う人が多かったためではと分析する。「むしろ4月のほうが好調。春物衣料品が動きだすとともに需要が伸びた」。今期は国内で利益率の高い高単価商品の販売を強化する一方、中国での事業に注力。直販体制を整えるなどし営業利益の2桁増を目指す。

一方、「4月の反動減は想定よりも若干大きかった」と話すのはAOKIホールディングス(横浜市都筑区)。ファッション事業の3月の既存店売上高が前年同月比17・3%増だったのに対し、4月は14・9%減。「5月も完全には戻っていない」。これから本格化するクールビズ商戦では新たな機能性商品を投入するほか、女性向けにも注力し需要を喚起する考えだ。「景気の状況は楽観視していない。企業の賃金が上昇する中、どう購買に結び付くか。もう少し注視する必要がある」

焼き肉のたれなどで知られるエバラ食品工業(同市西区)も「取引先スーパーなどの間では、4月は思ったほど影響はなかったとの反応が圧倒的だったが、5月の大型連休以降は、それほど良くないという声が主流。本当の増税の影響は、6月にはっきりと出るのではないか」と話している。

【神奈川新聞】

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