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横浜港で口腔衛生用品の輸出が大幅増 中国向け顕著 経済成長が影響か

経済 | 神奈川新聞 | 2014年4月29日(火) 03:00

輸出用の薬用歯磨きを検査する横浜税関の職員=横浜市中区新山下3丁目の倉庫
輸出用の薬用歯磨きを検査する横浜税関の職員=横浜市中区新山下3丁目の倉庫

歯磨きなど口腔(こうくう)衛生用品の輸出が横浜港で伸びている。歯磨きや歯ブラシ、歯間清掃用の糸(デンタルフロス)が2011年から増加傾向で、特に中国向けが顕著だ。大手メーカーは輸出増加の要因の一つに、中国経済の成長を挙げる。

横浜税関によると、13年の輸出量は、歯磨きが282トン、歯ブラシが830万本、デンタルフロスが2690キロ。歯磨き、歯ブラシとも3年連続で前年を上回った。デンタルフロスは前年割れしたものの、11年(810キロ)の3倍超に伸びた。

口腔衛生用品の輸出量を押し上げているのが中国だ。13年の中国向けの歯磨きは前年の1・5倍の122トンまで膨らみ、輸出量全体の5割近くを占めた。歯ブラシは104万本。前年の1・5倍になり、全体の1割超だった。デンタルフロスは前年の1・8倍の1879キロで、全体の7割に迫る量だった。

小田原市内に工場を持つ国内最大手のライオン(東京都墨田区)は中国向けが伸長する主な理由について「中国経済の成長で、中間所得者層や高所得者層が増加したためでは」と分析。所得が増えたことで、健康やオーラルケアへの意識が高まっているようだ。

【神奈川新聞】

 
 

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