JTB首都圏(東京都品川区)が手掛けるブライダル専門店「ウエディングプラザ横浜本店」が、横浜市西区にオープンした。旅行会社と挙式の専門会社がタッグを組んだ、県内初の店舗。リゾート挙式に関するサービスを「ワンストップ」で提案する。少子化などを背景に市場そのものは縮小傾向にあるが、今春の羽田空港国際線の発着枠拡大などを強みに、ハワイをはじめとする海外での挙式を提案。ブライダル事業の拡大を狙う。
横浜駅西口の「JTBトラベルゲート横浜」4階に開設した。同社にとってブライダル専門店は東京・南青山、銀座に次いで3店舗目。連携するワタベウェディング、クラウディアコスチュームサービスの2社を含め10人程度の従業員が常駐する。店内には衣装サロンや試着室も用意。旅行の手配をはじめ、リゾート挙式に関する各種相談に応じる。
17日にはオープン記者発表会が行われ、JTB首都圏の生田亨社長らが出席、店舗の概要や戦略を発表した。同店の年間成約目標数は700~800組、売り上げ目標は10億円。挙式後も「家族の記念日」「記念の場所」といった形の提案をしていくという。
生田社長は「神奈川で成功するかどうかが、今後の展開を考える上での試金石となる。横浜はクルーズが人気を集めるなど、高単価の旅行への需要が旺盛。県央、県西方面からも顧客を取り込みたい」と意気込みを語った。
【神奈川新聞】