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起業家の交流拠点に、川崎駅近くにシェアオフィス

経済 | 神奈川新聞 | 2014年4月18日(金) 17:33

外の景色を見ながらなど好きな席を選んで仕事をするオープンスペース=川崎市幸区の「NAGAYAかわさき」
外の景色を見ながらなど好きな席を選んで仕事をするオープンスペース=川崎市幸区の「NAGAYAかわさき」

複数の会社・個人が同じ空間を共有する新しい形の「シェアオフィス」が、昨秋から川崎駅近くで運営されている。利用者がスペースを使って仕事をするだけでなく、職種を超えた交流を通じ、川崎発の起業や新たなビジネス、取り組みの創造につながることが期待されている。運営会社は「起業家にとって、人と仕事のつながりのきっかけになれば」と話している。

昨年10月にオープンしたシェアオフィス「多世代型ワークプレイス『NAGAYAかわさき』」は、JR川崎駅西口近くのオフィスビル4階にあり、窓からは多摩川が一望できる。広さは約300平方メートルで、利用者が好きな場所に座って仕事をするオープンスペースや、個室、会議スペースのほか、調理器具や冷蔵庫なども備えたキッチンスタジオも備える。個人がオフィスとして使うほか、料理教室やコーチング講座などでも使われている。

運営するゲートウェイ社長の広瀬新朗さん(50)は東京都港区の南青山にもシェアオフィスを持つ。広瀬さんは「都内の『かっこいい場所』だけでなく、地域や地方にもこうした場が必要と確信している。地域のパワフルな女性が移動時間をかけずに地元で何かやりたいことをやったり、会社をリタイアした団塊世代が地域に貢献する動きをしたり、と役割は大きい」と、川崎にオープンした狙いを説明する。

「NAGAYA」は江戸時代、さまざまな世代や職種が住んでいた長屋をイメージして名付けた。「世代と仕事を超えた縦と横のつながりを意識した。場のシェアだけでなく、情報と人脈、メンタル的なシェアを大事にしたい」と広瀬さん。さらに「多様化する社会でモノ(単一)では通じず、オリジナリティーが重要だ。利用者をつないで、掛け合わせることで何かが生まれる場になればうれしい」と話している。広瀬さんは今後、利用者同士のランチミーティングや交流会を定期的に開くなど「触媒役」となるつもりだ。

現在、利用者はIT関係やデザイナーなどが多いという。利用者の一人、デザイナーの女性(34)=川崎区在住=は「これまで自宅で仕事をしていたが、家に近い所で、シェアオフィスを探していた」とノートパソコンを持ち込んでアイデアを練る。「仕事の仕方が変わり、集中力もついた。全く違う分野の方と出会えるのは魅力。仕事にもつながった」と話す。

川崎市経済労働局企画課によると、市内には現時点でシェアオフィスはほとんどないが、「ニーズはあると思う。川崎発の起業のきっかけになるので、市も可能な限り支援したい」と期待している。

利用時間や条件などで各種コース(1日千円、月5千~6万8千円)が用意されている。問い合わせはNAGAYAかわさき電話044(511)1022。

【神奈川新聞】

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