三浦市内にある東京都世田谷区の太陽光発電所が3月から稼働を始めた。同区は市内にある風車やバイオマス施設などを巡る区民向けの見学ツアーも検討しているという。
場所は、同市南下浦町金田にある区立三浦健康学園跡地。同区によると、2005年の閉鎖後は長く未利用だったが、区が進める自然エネルギーの普及事業の象徴にしようと、敷地約8700平方メートルに1680枚の太陽光パネルを設置した。3月1日から「世田谷区みうら太陽光発電所」として稼働を始めた。
発電出力は420キロワットで、同区は年間約1780万円の売電収入を見込む。このうち、設備のリース料を除いた約400万円を区の環境事業に充てるという。
同区と同市は3月に協定を締結。災害時、避難場所や非常用電源として市が同発電所を利用できることを定めた。
【神奈川新聞】