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街と鉄道ともに成長、MM線開業10周年/神奈川

経済 | 神奈川新聞 | 2014年1月30日(木) 22:49

横浜高速鉄道「みなとみらい線(MM線)」が開通して2月1日で10周年を迎える。延べ利用者数は5億6200万人(昨年12月末現在)。わずか4・1キロメートルの路線ながら横浜駅から横浜・みなとみらい21(MM21)地区、元町・中華街といった市の中心エリアを結び、この10年間に沿線には多くの企業や商業施設が進出した。昨年3月には、同社を含む鉄道5社による相互直通運転が実現。渋谷や池袋を経由し埼玉県西部まで一つの路線でつながった。小松崎隆社長は「(地元の)街とは運命共同体の関係にある」とし、沿線の魅力発信に意欲を示している。

MM線の開通は横浜市のまちづくりと深く関わる。戦後、首都・東京への一極集中が進む一方、ベッドタウン化を余儀なくされた同市が、自立した都市を目指し「6大事業」を発表したのは1965年。その一つが、横浜と関内・伊勢佐木町地区とに二分された都心部を一体化する事業で、MM線はいわば、地域の発展に欠かせない都市インフラとして整備された。

当初は、国鉄(当時)横浜線を延伸する案もあったが、国鉄民営化問題に揺れる中で実現には至らず、最終的に、東急東横線横浜駅から相互直通運転を行うことが決まった。89年に横浜高速鉄道が設立され、2004年2月にMM線が開通。これに伴い、東急東横線横浜-桜木町間は廃止された。

開通直後、約10万人だった1日の利用者数は現在、20万人近くにまで増加。沿線の認知度アップに加え、この間、MM21地区で日産自動車の本社移転(09年)、カップヌードルミュージアム(11年)やMARK ISみなとみらい(13年)といった企業・商業施設の集積が進んだことも背景にある。

小松崎社長はさらに、MM線の開通により、山下町、元町、中華街といった旧市街地の魅力があらためて見直されたと分析する。「鉄道がなければ街は育たない。街が育たなければ、鉄道は育たない」

大きな転換点となったのが、鉄道5社による相互直通運転の開始だ。東急東横線と東京メトロ副都心線の相互乗り入れが実現したことで、西武池袋線や東武東上線とも一つの路線でつながり、埼玉県西部と横浜間のアクセスが向上。13年4~12月のMM線利用者数は前年同期比約10%増を達成した。

小松崎社長はこのにぎわいを一過性のもので終わらせないことが重要だとした上で、「埼玉などで、横浜について知られていないことはまだたくさんある。他の鉄道事業者などと連携し、沿線の魅力を発信していきたい」と話している。

【神奈川新聞】

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