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春節控え集客に期待 箱根や横浜中華街 鉄道各社も準備に熱/神奈川

経済 | 神奈川新聞 | 2014年1月27日(月) 23:01

春節に向け、外国人客の歓迎をアピールする箱根湯本駅(小田急電鉄提供)
春節に向け、外国人客の歓迎をアピールする箱根湯本駅(小田急電鉄提供)

31日は「春節」(旧暦の正月)。この時期の休暇を利用し、東アジアを中心に多くの外国人が、日本へ旅行に訪れることが予想される。昨年は円安や国を挙げたキャンペーン活動などを背景に、訪日外国人の数が初めて1千万人を突破。“追い風”の状況なだけに、箱根や横浜中華街といった観光地では、集客への期待が高まっている。

小田急グループは20日から「春節キャンペーン」を展開している(2月28日まで)。箱根・桃源台ターミナルでは31日~2月2日の3日間、書道や折り紙体験、餅つき大会などを実施。外国人客を対象に、春節期間限定の箱根フリーパスも販売する。

東日本大震災で大きな打撃を受けた箱根エリアのインバウンド(訪日外国人旅行)だが、現在は回復。「小田急外国人旅行センター・小田原」の2013年4~12月の利用者数は3万4千人。前年度比約55%増と、大幅な伸びを示している。国別では台湾やタイ、香港などが上位を占め、中国も回復基調にあるという。

「外国人客は着実に増えている。今年も多くの方に新宿からロマンスカーで行く箱根を楽しんでもらいたい」と担当者。小田急線をはじめ、箱根登山線、箱根海賊船、箱根ロープウェイの各駅に、通し番号をつける「駅ナンバリング」も現在、整備中だ。

春節を、街一体で盛り上げようとしているのは県内屈指の観光スポット・横浜中華街。今年も、新年を祝う伝統行事「彩青」(31日)を皮切りに、2月14日まで、獅子舞や龍舞、パレードなどが予定されている。

鉄道5社相互乗り入れの効果や景気回復感の広がりなどを背景に活況が続いており、横浜中華街発展会協同組合の教育研修広報部部長を務める石河陽一郎さんは「お客さんの数は、1~2割増えたのでは」と手応えをつかむ。中華街にあるローズホテル横浜の担当者は「春節限定の宿泊プランやレストランの予約の動きは良い。相互乗り入れ開始から初めての春節でもあり、例年以上のにぎわいが期待できそう」と話している。

日本政府観光局(JNTO)によると、13年の訪日外国人の数は前年比24%増の1036万4千人。1964年に統計を開始して以来、初めて1千万人を突破した。それまでの過去最高は、10年の861万1千人だった。

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