さいか屋川崎店(川崎市川崎区)に今月、一戸建て住宅や新築マンションの供給などを手掛けるナイス(横浜市鶴見区)が運営する「住まいの情報館~住まいるCafe~」がオープンした。住宅購入の相談に加え、福祉用具への需要などにもワンストップで対応。顧客の高齢化が進む中、暮らし全般にわたるサービスの提供を目指すさいか屋は、ナイスの持つ専門性やグループ力に期待、相乗効果を発揮したい考えだ。
住まいるCafeは横浜、川崎両市を中心に展開しており、ナイスにとって18店舗目。百貨店に出店するのは初めてという。
同店7階ロイヤルラウンジ横にあり、店舗面積は約40平方メートル。ナイスの従業員が常駐し、新築マンションや一戸建て物件の購入、建て替え、耐震リフォームなど、住まいに関する提案を行う。また、グループ力を生かし、福祉用具の販売やレンタルにも応じるほか、太陽光発電システムやIHクッキングヒーターなどといった需要にも対応する。「気軽に来店してほしい」と担当者は話す。
さいか屋は今後も提携先企業を増やし、住宅や介護分野のサービスの強化に努める方針。「家事サポートや冠婚葬祭などの相談にも応えられる体制をつくっていきたい」と話している。
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