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「えぼし岩周遊船」就航1月半、客足は好調/茅ケ崎

経済 | 神奈川新聞 | 2014年1月1日(水) 18:26

周遊船では、えぼし岩越しの富士山も見ることができる=茅ケ崎海岸沖
周遊船では、えぼし岩越しの富士山も見ることができる=茅ケ崎海岸沖

◆「観光の目玉に」高まる期待

茅ケ崎市で通年航行が始まった「えぼし岩周遊船」が、早くも人気を集めている。天候不良で欠航が多かったものの、乗船客は就航から約1カ月半で300人を超え、県外から訪れる客もいる。運航業者らは「出だしは好調。夏にはさらに人が増えるのでは」と期待を寄せている。

周遊船は、茅ケ崎漁港を出発し、市のシンボル「えぼし岩」の周りを約45分かけて1周する。定員18人の屋根付き渡し船で、屋内からも景色を眺めることができる。乗船中は、運営する「渡船えぼし丸」と市などが制作した、えぼし岩の歴史や漁業の様子などを紹介するアナウンスが流れる。

「こんなに大きいの」。えぼし岩に近づくと、乗客から歓声が上がった。晴れた日は、えぼし岩越しにくっきりと富士山が見えるため、競うように写真を撮る。孫2人と乗船した女性(63)は「茅ケ崎に30年ほど住んでいるが、近くで見るのは初めて。これから観光の目玉になるのでは」と笑顔で話す。

船頭の一人、石井満夫さん(43)=茅ケ崎市=も、新たな事業に期待している。これまでも、えぼし岩に向けて釣り人用の渡船を運航していたが、「温暖化の影響で、昔釣れた魚が釣れなくなるなど、漁業の状況は厳しくなっている。空いた時間に観光事業ができるのはありがたい」。

出航は午前10時、同11時、正午の計3便。平日はお年寄りを中心に10人前後、土日は家族連れやカップルが増え、30人近く集まる日が多い。大阪や京都、中国など、県外や海外から訪れる客もいる。人気バンド、サザンオールスターズの曲に「エボシ」の歌詞が出てくることから、サザンファンも少なくない。

ただ、冬は風が強く波が荒れる日が多いため、欠航も続いた。就航を始めた昨年11月17日から12月25日までの39日間のうち、天候不良で計15日間が全3便とも出航できなかった。石井さんは「ゴールデンウイークから9月いっぱいまでの期間なら、波も安定する。夏は海水浴客も集まるので、これからもっと増えるはず」と今後の集客を見込む。市農業水産課の担当者も「始まったばかりでこれだけ人が来ているので、スタートは順調。長く続けていけるように、事業者と協力しながら企画などを考えていきたい」と話している。

周遊船はこれまで、市観光協会が主催する年1回だけのイベントだった。市民からの人気も高かったが、漁港が漁業利用に限定されており、出航数が限られていた。市と渡船組合が国土交通省に働き掛けた結果、漁業者が行う事業であれば、漁港を観光目的で使えるようになり、通年航行が実現。市によると、漁業に限定された漁港の観光利用は全国でも珍しいという。

料金は大人(中学生以上)1500円、小学生750円、小学生未満は無料。問い合わせはたつみ釣具店電話0467(82)6946。

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