三浦市観光協会は新型コロナウイルス禍で打撃を受けた地域経済の回復に向けて、プレミアム率が最大100%の商品券「(仮称)みうらグルメチケット」を9月にも発行する。17日の市議会臨時会で可決された一般会計補正予算案に盛り込まれた1億3千万円の補助金を利用する。
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グルメチケットは、市民向けと来訪者向けの2種類あり、合計1万9千冊を発行予定。市民向けは1冊5千円で、1万円分として利用できる。来訪者向けは1冊5千円で、7500円分として利用できる。
飲食店や食品製造販売店、食事を提供する宿泊業などから、チケットを利用できる店などを今後募集する。対象事業者は市内に約750軒あり、半数ほどが登録することを想定。チケット販売方法など詳細は検討中という。
同協会によると、新型コロナの影響で観光客が大幅に減り、市内の消費は低迷している。新型コロナ収束の見通しがつかない中、地元経済を元気づけようと企画した。
また、途絶えているバスツアーの回復にもつなげようと、市内を訪れる旅行業者やバス会社に1台あたり最大10万円を支給する。
同協会の草川晴夫会長は「三浦の食と観光を味わってもらい、市内消費の上向きにつながれば」としている。