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厚木の木工品が人気上昇 売れ行き数十倍の品も…理由は?

経済 | 神奈川新聞 | 2020年7月26日(日) 05:00

 厚木市森林組合(同市七沢)の職員が手掛ける木工品の人気が高まっている。ホームページ(HP)の刷新など情報発信が奏功し、直売所を訪れる人が増加。この数年で売れ行きが数十倍に伸びた商品もある。最近では内部が空洞化した丸太の輪切りを額縁に使う画家もおり、ユーザー側の使い方もバラエティーに富むようになってきた。


売れ筋の花台を手に取る組合長の杉山千秋さん=厚木市七沢の「木木館」
売れ筋の花台を手に取る組合長の杉山千秋さん=厚木市七沢の「木木館」

 がっしりしたヒノキのテーブルに、花瓶置きや料理皿としても使える花台(かだい)、手軽な値段のイチョウのまな板-。組合事務所を兼ねた木工品の製造直売所「木木(もくもく)館」には、家具から小物まで、地元産の木材を加工した製品がずらりと並ぶ。

 裏手には、伐採した丸太を乾燥させて板や柱に切りそろえる製材所も併設。直売所と製材所を兼ね備えるのが同組合の大きな特徴で、直売所では材木や板も入手可能だ。

 かつての木工品の売れ行きは芳しくなく、2014年度の販売実績を見ると、花台は5個、まな板は26枚。ところが3年後の17年度には花台が539個、まな板が188枚に激増した。19年度になると花台はやや減ったものの、まな板は219枚とさらに伸びた。

 転機となったのは、今年6月に組合長に就任した杉山千秋さん(68)が6年前に組合役員として加わったことだった。

 
 

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