2日に発表された第30回神奈川工業技術開発大賞(主催・県、神奈川新聞社)では、向洋技研(相模原市中央区、甲斐美利代表取締役)と、ショウワ洗浄機(横浜市西区、松下雄介代表取締役)が大賞を受賞した。
向洋技研が開発したのは「高速溶接を可能にした操作性に優れたテーブルスポット溶接機」。自動車のボディーなど、金属工作物の製造で幅広く使用されるスポット溶接機に、大電流を通電する技術を搭載。従来よりも短時間で溶接でき、熱影響による変形や焼け焦げを軽減、仕上がりの良さを実現した。
ショウワ洗浄機は「キャビテーション効果を用いた高速排水ろ過機」を開発した。高圧の水道水と、流水中の圧力差で発生する泡の二つの効果で、排水中の汚れをろ過。長時間の連続運転が可能で、低コストでの処理が可能になるという。
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