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コロナ禍の小売り(4)本質 問われる店舗の魅力

経済 | 神奈川新聞 | 2020年7月22日(水) 19:30

 川崎市内の施設に入居するあるコンビニ。客は入り口のゲートで手やスマートフォンをかざして入店する。欲しい商品を手に取り、支払いもせず次々と店を出て行く。

 「富士通新川崎TSレジレス店」。ローソン(東京都)が省人化による生産性向上などを目的に2月から「レジなし店」と銘打ち営業する実験店舗だ。


 スマートフォンに専用アプリをダウンロードし、クレジットカードを登録しておくことで、自動的に決済される。店内のカメラで客の動きを確認し、商品が置かれた棚のセンサーと合わせることでどの商品を取ったか判別できる仕組みだ。

 人手不足の解消と生産性の向上は小売業界が近年抱える大きな課題。ITを駆使して打開を図る機運はすでに高まりつつある。

 「接触を避ける意味でも、セルフレジや省人化の動きは小売業界でさらに加速する」。アクセンチュア(同)で流通・小売り部門を専門とするマネジング・ディレクターの江川恭太は、新型コロナウイルスの感染拡大を受けて衛生面や安全性への関心が高まると予測する。

◆   ◆

 未知の病は、小売業が実店舗で得意としていた分野にも影響を及ぼし始めた。

 
 

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