JR鴨居駅(横浜市緑区)で、横浜産野菜を販売する「鴨居駅マルシェ」が11日、始まった。地産地消の推進や横浜線沿線の魅力向上を目指し、横浜市とJR東日本横浜支社が今月締結した協定に基づく初の試み。駅コンコースには、市内農家6軒が栽培・収穫した旬の野菜や果物が並べられ、早速地元の主婦らの人気を集めていた。
鴨居駅マルシェは、駅構内で「KIOSK」などを展開しているJR東日本リテールネットが運営。同市青葉区でイタリア料理店を経営、市から地産地消サポート店に認定されている「ナチュラーレ・ボーノ」が販売を請け負っている。
初日はキュウリやナス、ピーマン、カボチャなどのほか、市内で生産されたナシの統一ブランド「浜なし」も登場。午前11時に開店すると、行列ができるほど盛況だった。近所に住んでいる60代のパート女性は「地場野菜はなかなか買う機会がないので、こういう取り組みはうれしい。値段も手頃で、また来たい」と笑顔で話していた。
マルシェは、毎月第2水曜日または火曜日(次回は10月9日予定)に開催。JRなどは今後、反響を見ながら他の駅での展開を検討するほか、横浜線沿線の駅ナカ店舗で、地場野菜を使ったメニューの開発などにも乗り出すとしている。
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