他にはない神奈川のニュースを!神奈川新聞 カナロコ

  1. ホーム
  2. ニュース
  3. 経済
  4. 味の素が新工場 スープの製造・包装、川崎事業所内

味の素が新工場 スープの製造・包装、川崎事業所内

経済 | 神奈川新聞 | 2018年12月14日(金) 10:37

 国内での食品生産体制の再編を進める味の素グループ(本社・東京)は2021年までに、スープの製造・包装工場を川崎市川崎区鈴木町の川崎事業所内に新たに建設する。情報通信技術(ICT)や自動化などの先端技術を導入し、カップスープやコンソメ、スープごはんの素などの生産量を現在の2倍とすることを目指す。

 新工場は鉄骨構造6階建て(建築面積3万平方メートル)で、投資額は約200億円に上る見込み。年内に着工し、21年9月までの完成を予定。完成後、来春に経営統合されるクノール食品川崎事業所(高津区)の生産機能を移転させる。同事業所の跡地(敷地面積約3万5千平方メートル)の利活用は決まっていない。

 同グループは来年4月、味の素川崎事業所内に新会社「味の素食品」を発足させ、同東海事業所(三重県四日市市)やクノール食品などを統合する。新会社は国内調味料・加工食品の製造や包装を担い、生産拠点となる工場も来春発足時の5工場から21年度までに3工場(川崎、静岡、三重)に再編する。

 味の素は、川崎事業所が90周年を迎えた03年に、同事業所を最大限に活用する方針を決定。「ほんだし」をはじめとした新工場や新たな生産ラインを稼働させてきた。同事業所担当者は「今後も国内最大のマザー工場として、世界123工場の範となる最新の製造技術を導入していきたい」と話している。 

 
 

味の素に関するその他のニュース

経済に関するその他のニュース

PR
PR
PR

[[ item.field_textarea_subtitle ]][[item.title]]

アクセスランキング