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百貨店は生き残れるか(下) 原点 地域性と独自色追求

経済 | 神奈川新聞 | 2020年7月6日(月) 17:00

 老舗の気概を感じさせた。


横浜高島屋は5月18日、約1カ月半ぶりに営業を再開。開店前、正面玄関には100人超が列をなした=横浜市西区
横浜高島屋は5月18日、約1カ月半ぶりに営業を再開。開店前、正面玄関には100人超が列をなした=横浜市西区

 午前10時半の開店時間、正面玄関には100人超の行列ができた。近所に住む80代の女性は「高島屋は横浜のシンボル。開店を待ちに待っていた」と笑顔。約2カ月ぶりに買い物に訪れたという40代の女性も「百貨店での買い物は気持ちが明るくなる」と声を弾ませた。

 同店の年間売上高は1295億円(2020年2月期)。高島屋の中でも大阪店、日本橋店に続く売上高を誇る基幹店だ。入店客数は1日平均8万人。地域経済に大きな役割を果たしている。

 コロナ禍に、これがはっきり表れることがあった。

 1カ月半の臨時休業中。唯一営業を続けた食料品フロアは連日、入場を制限するほどの混雑ぶりを見せた。案内看板を手に売り場に立ち続けた青木和宏店長(55)は言う。

 「高島屋に来るまでおそらくいくつものスーパーがあったけれど、それを通り越してでも買いに来ていただけた。『われわれは生活必需品を扱っている業種だ』と再認識すると同時に、百貨店の食に対するマーケットの大きさを実感した」

 5月から「ドライブスルー方式」で食品販売を始めると予約が殺到。車に乗ったまま、予約した日時に同店駐車場で弁当や総菜を購入できるとあり、多い日は100件近くの注文が入ったという。

 平均単価は1件6千円超。総菜売り場でも驚くほど高い数字という。人気を集めたのは地元横浜の「勝烈庵」や「崎陽軒」、日本料理の老舗「なだ万」のメニューだった。青木店長は「横浜ブランドと百貨店ブランドに人気が集中した。ここに百貨店の役割の大きなキーワードが隠されていると感じた」と語る。

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 老舗百貨店の基幹店でも生き残ることは容易ではない時代だ。

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