真っ赤なスポーツカーの焼き芋屋さんが29日、横浜市中区の横浜港大さん橋国際客船ターミナルにお目見えした。ほくほくの一品を販売し、甘くて香ばしい香りが港に漂った。
2人乗りのオープンカー「マツダ・ロードスター」の荷台に小さな焼き芋窯を乗せて走るのは井上昌さん(28)。「愛車で何か面白いことがしたい」と今年1月2日から横浜・みなとみらい21(MM21)地区などで移動販売をしている。
芋の品種は、甘さで定評がある「紅はるか」。アルミホイルに包み、薪(まき)ストーブを改造した窯で40分ほどかけて焼き上げる。スポーツカーと焼き芋というシュールな組み合わせを、大型クルーズ客船の外国人乗客らが珍しそうに眺めていた。
1本500円~千円ほど。井上さんのツイッターアカウント「えるろこロド芋!『鬼いちゃん』」(@EL_Loco2018)で販売場所や営業時間を知らせている。