サスペンション大手のヨロズ(横浜市港北区)が13日発表した2018年9月中間決算(連結)は、減収減益だった。中国市場は好調だったが、主力の日米やメキシコ市場で苦戦した。
売上高は前年同期比3・8%減の824億3300万円、営業利益は同17・7%減の25億8900万円、純利益は同35・3%減の16億7300万円。
国内市場の売上高は同5・3%減、米国は同14・4%減だった。「米国市場での販売台数減に加え、メキシコの洪水被害で納入メーカーの工場が4カ月稼働を停止した」(佐草彰副社長)。下期も影響が続く見通しという。一方で「メキシコ工場の増強効果が来期以降に出てくる。ダイムラー向けの部品供給も始まった」と説明した。
上期の減収減益を下期で取り返すことは難しいとみて同日、通期見通しを下方修正した。減収幅は拡大し、減益を見込む。
19年3月期の業績予想は、売上高1690億円(同1・5%減)、営業利益52億円(13・8%減)、純利益31億円(14・1%減)。