
ブックオフグループホールディングス(相模原市南区)が12日発表した2018年9月中間決算(連結)は、営業損益が5億4900万円の黒字(前期は6700万円の赤字)に、純損益が4億4100万円の黒字(同7億1500万円の赤字)に転換した。リユース店舗事業が好調だったことと、不採算事業の整理などにより、収益が改善した。
売上高は前年同期比0・7%減の389億5300万円だった。
主力のリユース店舗事業は、ブックオフ既存店で粗利益の高い書籍売上高が想定を上回って推移。コストを抑えた運営が奏功し、売上高は1・4%増の348億4100万円だった。
ブックオフオンライン事業は、ウェブサイトでの販売が好調に推移。ヤフーショッピング、アマゾンなど販売チャンネルの拡充も推進したことで、売上高は19・3%増の36億1500万円となった。
19年3月期の業績予想は、売上高を805億円に据え置く一方、営業利益を8億円から11億円に、純利益を2億円から13億円に引き上げた。
また同社は同日、ヤフーとの資本提携解消を発表。インターネット・オークションサービス「ヤフオク!」などを通じた、同社との業務提携は継続する。