今年9月、そごう横浜店(横浜市西区)の店長に篁富夫氏(58)が就任した。同店は化粧品売り場をリニューアルし、8月にグランドオープン。改装の狙いや他社との差別化、働きやすい環境づくりについて聞いた。
-横浜の印象は。
「横浜は観光や仕事で行くことがあったが、暮らしてみると非常に利便性が高い。そして、いい意味で皆さんが横浜暮らしを誇りに思っている」
-8月には、化粧品売り場をリニューアルした。
「インターネットなど販売チャンネルが増えた時代に、百貨店の役割は何かと考えた際、女性からの期待は『ビューティー&ヘルス』にあると会社として気付いた。過去に日本最大の婦人靴売り場をつくった経験を生かし、今回日本最大規模の化粧品売り場をつくった。化粧品だけではなく、ヘアやネイルなどのブランドもそろえた」
「百貨店は衣食住全てに対応している。化粧品売り場だけではなく全館で、どうやって美や健康への熱気を上げていくかが、われわれのテーマだ」
-競合他社との差別化をどう図るか。
「まずは接客。お客さまに満足してもらうことに対して、どれだけ一生懸命になれるかが大切。そのためにも、接客する派遣社員が気分良く働けるように、社員は支援していく」