
2019年10月からの消費税率10%への引き上げと同時に実施される消費税の軽減税率制度に関する説明会が16日、事業者を対象に横浜市中区の横浜中税務署で始まった。初日は約90人が参加。安倍晋三首相が引き上げを明言した直後とあって、関心の高さをうかがわせていた。
軽減税率8%の対象品目を取り扱う事業者は税率ごとの商品管理やレジ・受発注システムの整備などの事前準備が必要となる。この日の説明会では、税務署員が制度全般を説明した後、中小企業診断士が複数の税率に対応するレジの導入などに対する補助制度を解説した。
参加した男性は「具体的な対応はこれから。経費のチェックなど事務量が増えるかもしれない」と話していた。
説明会は17日、18日も開かれ、いずれも午後3時から4時半まで。事前申し込みは不要。問い合わせは、横浜中税務署法人課税第2部門電話045(651)1321。