横浜銀行は27日から、無料通信アプリ「LINE(ライン)」上で手軽に老後の資産形成方法などをチェックできるサービス「ねんきん定期便試算for横浜銀行」の提供を始める。年金以外で準備すべき金額が試算できるサービスで、資産形成層にアプローチし個人取引の新規開拓につなげる狙い。全国の銀行で初めての取り組み。
同サービスでは、毎年の誕生月に日本年金機構から送付される「ねんきん定期便」をLINEのカメラで撮影し、年齢や給与額、現在加入中の年金種類などを選ぶことで、年金受け取り予想額が表示される。年金受給者であれば、同行と取引がなくても利用可能。
また、老後の生活に必用な資金と年金額を比べた不足額をすぐに試算し、試算を踏まえた資産形成の具体的な方法についても確認できる。LINEの横浜銀行の公式アカウントのトーク画面で同サービスを「友だち追加」すると、利用が開始できる。
横浜銀は「今後もICT(情報通信技術)や金融テクノロジーを活用した金融サービスの提供に取り組んでいく」としている。