
昨秋の台風19号被害で箱根湯本─強羅間の運休が続く箱根登山鉄道は8日、箱根湯本─大平台付近で試運転を11日から開始すると発表した。7月下旬の営業運転再開に向け、各種設備の確認や乗務員の習熟を目指す。箱根湯本駅から強羅駅方面に車両が走るのは、昨年10月中旬以来約7カ月ぶり。
同社によると、同日からの日中、1時間に2本程度、鉄道施設の確認などをしながら運転する。同区間は比較的被害が少なく、復旧作業が順調に進んだため、試運転にこぎ着けた。今後も復旧作業の進展に合わせ、試運転区間を延長していくという。