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ファンケル奮闘、基礎化粧品続々 独自技術で肌悩み改善

経済 | 神奈川新聞 | 2018年7月30日(月) 10:48

保湿やアトピー分野を担当する鈴木民恵さん
保湿やアトピー分野を担当する鈴木民恵さん

 地道な研究から生み出された無添加化粧品・健康食品で多くの支持を集めるファンケル(横浜市中区)。今期は新しい基礎化粧品を次々に発表している。いずれも、さまざまな肌悩みを持つ女性たちのニーズを捉え、最先端の研究が反映された自信作だ。同社の総合研究所(同市戸塚区)では、時代によっても変化する女性たちの肌悩みに応えるため、研究者の奮闘が続いている。

 約200人の研究者が働くファンケル総合研究所。2016年に完成した第二研究所には基礎研究部門が集約され、細胞レベルでの研究が行われている。

 「ストレスを与えないことが肌の力を引き出す」という理念からは多くの独自技術が誕生しており「他社にまねできないものを開発している自信がある」と話すのはビューティーサイエンス研究センターの鈴木民恵さん。「当社の顧客は基礎的なスキンケアを大切にする方が多く、しっかりしたものを届けたいという気持ちは強い」という。

 例えば、9月20日から発売される新スキンケアライン「エンリッチ」と「モイストリファイン」は、肌の悩み別にコラーゲンを「コントロール」することに着目した商品。「コラーゲンの量をただ増やすのではなく、質に注目した」(鈴木さん)ところに特徴がある。30代から40代向けの「エンリッチ」は肌内部のコラーゲンを束ねる「V型コラーゲン」を増やすための「適応型コラーゲンα」の開発に苦心したという。

 また30歳前後の女性に向けた新スキンケアブランド「AND MIRAI」(4月発売)では肌の弾力を高めるホルモン「マイオカイン」を活性化する処方と、コラーゲンを増やす「桜発酵チャージ成分」を全製品に採用した。「マイオカイン」は筋肉の研究をしている研究者が提案したもの。アスリートの肌にハリとツヤがあることに着目し、集中して研究を行った成果だという。

 また「桜発酵チャージ成分」は桜の蜜由来酵母の酒かす抽出エキスと、八重桜の花から抽出したエキスなどを合わせたもので、肌表面に存在する「17型コラーゲン」を増やしてくれる。植物が持つ力については長年研究を続けており、「エンリッチ」と「モイストリファイン」にもそれぞれ月見草エキスとタチバナの果皮に含有しているビタミンPを配合している。

 植物由来ならではのハードルもある。アレルギーの危険性や農薬の影響がないか、安全性を確認する社内ルールに合致しなければ使用しない。「効果が低くなったとしても安全な成分を選ぶことが“正直品質”。時間もかかるが、安全性には代えられない」と鈴木さん。実験が続き体力的にハードな局面もあるが、顧客からのポジティブな反応は何にも勝る喜びだという。

 「AND MIRAI」は会員制交流サイト(SNS)や化粧品評価サイトでも高評価を受け、売り上げにも寄与。同社では来年、アラフォー向けのスキンケアブランドの発表も予定している。

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