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ありあけが「お楽しみ袋」限定販売 売り上げは全額寄付

経済 | 神奈川新聞 | 2020年4月21日(火) 05:00

売り上げ全額を日本赤十字社に寄付する「特別お楽しみ袋」=横浜市中区のありあけ本館ハーバーズムーン本店
売り上げ全額を日本赤十字社に寄付する「特別お楽しみ袋」=横浜市中区のありあけ本館ハーバーズムーン本店

 菓子製造販売のありあけ(横浜市中区)は、新型コロナウイルス感染拡大による緊急事態宣言を受けた臨時休業の影響で発生した店舗在庫のハーバーなどを詰め合わせた「特別お楽しみ袋(2160円)」の限定販売を始めた。売り上げの全額を日本赤十字社に寄付し、新型コロナウイルス対策などに役立ててもらう。限定セットが完売した場合は約500万円になる見込みという。

 現在、同社直営18店舗のうち、駅ビルやショッピングモール内など半数近くの店舗が休業中。藤沢市内の工場は生産調整を行っているが、製造後の出荷期限切れ商品や休業店舗の在庫が発生し、このまま休業が続くと大量の食品廃棄(フードロス)となる懸念があった。

 こうした商品は賞味期限まで余裕があるため、人気のハーバーなどを詰め合わせた「特別お楽しみ袋」を発案。売り上げを日本赤十字社に寄付して、新型コロナウイルス対策の医療活動などに役立ててもらうことにした。

 同社の業績は「2月まで増収増益が続き、今期は過去最高益を見込んでいた」と堀越隆宏社長。新型コロナウイルスの感染拡大で一転、経営に大きな影響を受けたが、同社の藤木久三会長が「横浜や県内の人に支えられている会社だから」と、全額寄付する決断をしたという。

 堀越社長は「いま大変な医療関係者にお菓子屋として何か協力できることはないか、社内のみんなで考えた。経営理念の一つが『人の役に立つ』なので、社会貢献として頑張りたい」と話し、日常の買い物や散歩などの機会に合わせた購入に期待している。

 「特別お楽しみ袋」は、3500~4千円相当の内容。ありあけ本館ハーバーズムーン本店など現在営業している直営店舗で25日まで期間限定販売(在庫がなくなり次第終了)。25、26の両日はイオンの大和鶴間、相模原店と、イトーヨーカドーの大和鶴間、古淵店で催事販売する予定。直営店舗の営業情報は、ありあけホームページ。

 
 

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