社会的課題の解決を見据えた企業の新たなビジネスモデル構築を支援する「横浜メディアビジネス総合研究所」(YMBL)は22日、横浜市中区で第2弾となるフォーラムを開催した。テーマは国連が定めた「持続可能な開発目標(SDGs)」。地元企業などから約200人が参加し、活発に意見を交わした。同市政策局の共催。
フォーラムでは、市経済局の新産業創造課長が「ヨコハマ・イノベーターズ・コミュニティ構想(仮称)」を紹介。技術革新を担うイノベーター(革新者)のネットワークづくりなど、今後の取り組みを語った。
続いて市温暖化対策統括本部環境未来都市推進課長が登壇。国が選ぶ「SDGs未来都市」のモデル事業に同市の取り組みが認定されたことを受け、「SDGsデザインセンター(仮称)」を公民連携で創設する構想について説明し、「環境を軸にして経済・社会の問題を同時解決したい」などと話した。
その後、経済ジャーナリストをコーディネーター役に会場と両氏らが意見交換。「なぜ横浜なのか考えることが重要」「大企業だけでなく地域企業やベンチャーにも目を向けてほしい」など活発に議論を交わした。
YMBLは今年1月、神奈川新聞社とテレビ神奈川、tvkコミュニケーションズが創設。4月には初のフォーラムを開催するなど、行政と企業間などの連携支援に取り組んでいる。