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大手学習塾が共同開発、学習アプリを4月に提供

経済 | 神奈川新聞 | 2020年3月25日(水) 09:31

城南進学研究社と中萬学院が共同開発した学習アプリの画面の一つ
城南進学研究社と中萬学院が共同開発した学習アプリの画面の一つ

 県内大手学習塾の城南進学研究社(川崎市川崎区)と中萬学院(横浜市港南区)が学習用アプリ分野で提携し、4月から中萬学院で新たな中学受験用のアプリが提供される。ライバル関係の塾同士が双方の強みを生かして提携する格好で、県内の学習塾では珍しいという。

 城南が開発したスマートフォンやタブレット端末向け学習アプリ「デキタス・コミュ」を活用。ここに中萬が開発した中学受験用の理科の問題約1400問と社会約600問を載せた。

 城南は小中高生を主な対象とし、大学受験に強みを持つ。学習アプリに投資して「デキタス・コミュ」の開発を進め、昨年6月から自社の塾の子ども向けに活用してきた。一方、中萬は主に小中学生対象で中学受験に強みがあるが、自前の学習用アプリを持っていなかった。担当者同士に面識があり、提携が実現。城南が中萬にアプリを販売し、3年間は中萬が独占使用できる契約を結んだ。

 「アプリは知識系の反復に役立ち、理科や社会で利用しやすい」と中萬の担当者は理科と社会の問題を載せた理由を説明。新型コロナウイルスで県内などの小中高校が休校する事態となっており、城南の担当者は「アプリは自宅などで子どもが24時間、やりたいときに学習できるので、コロナ対策にも有効」と話している。

 
 

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