
3万7900平方メートルに及ぶパナソニックの工場跡地(横浜市港北区)に誕生した「Tsunashimaサスティナブル・スマートタウン(綱島SST)」。同社が主導し、横浜市とも連携しながら、異業種の複数企業や団体と協働で「次世代都市型スマートシティー(環境配慮型都市)」の実現を目指すプロジェクトだ。未来を志向した最先端の街づくりを報告する。
それぞれの力
「この街が、未来をつくっていく。」-綱島SSTが掲げるコンセプトだ。中でも先進的なのはエネルギーの活用。東京ガス(東京都)が「タウンエネルギーセンター」から街全体に低炭素で災害に強いエネルギーを供給する。また、石油元売り大手のJXTGエネルギー(同)が商用水素ステーションを運営するなど、多様なエネルギーを街全体で活用する仕組みを実現した。
綱島SSTでは、このコンセプトの下、