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寄港取りやめ75回 横浜港クルーズ船、影響拡大懸念

経済 | 神奈川新聞 | 2020年3月18日(水) 05:00

横浜寄港を取りやめた「クイーン・エリザベス」=2019年4月、横浜港
横浜寄港を取りやめた「クイーン・エリザベス」=2019年4月、横浜港

 新型コロナウイルス感染症の感染拡大を受け、横浜港ではクルーズ船の寄港取りやめが相次いでいる。横浜市によると、キャンセルは2月から10月にかけて計75回に上り、当初見込んでいた年間寄港数約260回の達成は事実上不可能に。5月の大型連休中に国内で初めて予定されていた6隻同時着岸も、2隻が中止を発表したため実現できなくなった。感染は世界的に広がり、事態の終息が見通せない中、今後も寄港を取りやめるクルーズ船の増加が懸念され、市は確認を急いでいる。

【写真特集】「ダイヤモンド・プリンセス」下船の状況

 市は、横浜港を「東アジアのクルーズ船発着拠点」と位置付けて、客船の寄港を積極的に受け入れている。昨年1年間の寄港数は過去最高の188回を記録。市によると、市内をはじめ、富士山や箱根、東京といった観光地に近く、羽田空港や新幹線への乗り継ぎなど交通利便性に優れることから国内外の乗客に人気が高いことが背景にある。

 昨春には超大型客船に対応するターミナルを大黒ふ頭(同市鶴見区)に整備。秋には新港ふ頭(同市中区)にも新しいターミナルが完成した。旧来の大さん橋(同市中区)などと合わせ、五つの岸壁に最大7隻のクルーズ船の受け入れができるとして、寄港数の大幅増が期待されていた。

 しかし、横浜を拠点に100回超の日本発着クルーズを展開している「ダイヤモンド・プリンセス」の船内で2月、新型コロナウイルス感染症の集団感染が発生し、5月11日まで運航を中止。国内でも感染者が増える中、クルーズ船の寄港キャンセルが2月から相次ぎ、3月には18回を予定していた寄港数がゼロになった。

 大型連休中の5月6日に寄港し、6隻同時着岸の“目玉”だった英国籍の豪華客船「クイーン・エリザベス」はアジアへの運航を中止。横浜を母港にする日本籍の「飛鳥Ⅱ」は4月2日に横浜を出港する世界一周クルーズを取りやめるなど、影響は拡大している。

 市の担当者は「事態の終息は見通せない。クルーズ船の寄港減による市内経済への影響も懸念されており、横浜港に安心して寄港を再開してもらえるために、国や運航会社などと連携して対応を検討していきたい」としている。

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