オフィス仲介大手の三鬼商事横浜支店が発表した4月の横浜ビジネス地区(関内、横浜駅、新横浜、みなとみらい21〈MM21〉地区)のオフィス平均空室率は、前月から0・09ポイント低下し4・63%だった。2カ月連続で低下した。館内増床や新規開設などに伴う成約があった一方で館内縮小や募集開始の動きなども出たため、改善幅は小幅だった。
地区別では、関内は0・02ポイント低下し4・09%。横浜駅は0・02ポイント上昇し3・78%だった。新横浜は、前向きな出店があり、解約の動きも少なかったため0・46ポイントと大幅に低下し3・15%だった。MM21地区は0・02ポイント低下の6・87%。
横浜ビジネス地区の3・3平方メートル(1坪)当たりの平均賃料は、前月から22円アップし1万1083円となり、7カ月連続の上昇となった。同支店は「改善傾向には変わりがないが、4月は動きが少なかった」としている。