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【決算】日揮、営業黒字に転換 大型案件が順調に進展

経済 | 神奈川新聞 | 2018年5月11日(金) 02:00

会見する日揮の広瀬岳彦経営統括本部長代行
会見する日揮の広瀬岳彦経営統括本部長代行

 プラント建設大手の日揮(横浜市西区)が10日発表した2018年3月期連結決算は、営業損益が214億9500万円の黒字(前期は214億9600万円の赤字)に転換した。前期は米国のエチレンプラントが天候不順で遅延、中東でも石油精製プラントで納期の遅れがあり大幅な費用増加で赤字となったが、今期は大型案件が順調に進展するとともに為替相場が円安基調で推移したことも追い風に増収増益となった。 

 売上高は前期比4・3%増の7229億8700万円。主力の総合エンジニアリング事業に加え、触媒・ファイン事業が好調で同事業の営業利益は17・6%増の71億9900万円で過去最高となった。純損益は165億8900万円の黒字(同220億5700万円の赤字)だった。

 受注高は5478億円(海外3983億円、国内1495億円)で目標の7500億円(海外6千億円、国内1500億円)を下回った。受注残高は前期比1590億円減の8866億円。

 会見した広瀬岳彦経営統括本部長代行は「19年3月期はかなり明るい兆しが出てきていると考えている。受注残高は18年3月期を底に回復してくるものと期待している」と話した。

 19年3月期の連結業績予想は、売上高が3・2%減の7千億円、営業利益が7・0%増の230億円、純利益が39・7%減の100億円と見込んだ。

 年間受注高は過去最高の1兆円(海外8500億円、国内1500億円)を目指す。

 
 

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