日産自動車(横浜市西区)は、タクシー市場への取り組みを強化する。すでに販売しているワゴンのタクシー専用車「NV200タクシー」に加え、電気自動車(EV)の新型「リーフ」がタクシー業界のニーズに合致していることをPRして導入を促す。
ここ数年、タクシー市場は2020年の東京五輪・パラリンピックに向けて増加傾向。規制緩和で一般車両をタクシーに使用することが可能となり、かつては液化石油ガス(LPG)エンジンのセダンタイプが主流だったが、現在はこれ以外の車種の販売比率が5割近くに上っているという。
タクシー車両が多様化している背景には、高齢化や訪日外国人の急増に伴い移動に求めるニーズの変化があるという。