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いすゞ「横浜移転」の戦略
走れトラック(上) 市場近接化 大変革期、迎え撃つ

経済 | 神奈川新聞 | 2020年3月3日(火) 09:40

 国内商用車メーカーの一角、いすゞ自動車がMM21地区に本社を移転する。合従連衡が進むトラックメーカーの経営戦略と、業界の今を追う。


2019年3月期第3四半期決算会見で、移転計画の狙いと展望について話す南真介取締役常務執行役員=7日午後、東京都内
2019年3月期第3四半期決算会見で、移転計画の狙いと展望について話す南真介取締役常務執行役員=7日午後、東京都内

 「会社自体を変えていく」

 7日夕刻、2019年4~12月期連結決算発表の場で、大手商用車メーカーいすゞ自動車(東京都)の南真介取締役は神妙な面持ちでそう答えた。

 示唆しているのは、自動車業界が「100年に1度」ともされる大変革期を迎えていること。車両の企画、開発から生産の流れ、会社や社業、従業員の働き方までをも含めて「変化」が迫られているのだ。

 こうした背景を踏まえ、いすゞは22年5月、東京・大森にある本社を横浜・みなとみらい21(MM21)地区に移転させる。南取締役は「多様な企業がどんどん横浜に集まっている。そうした異業種との交流も含めてメリットは大きいと判断した」と明かした。

 
 

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