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有隣堂が複合店舗オープン 日比谷にきょう29日

経済 | 神奈川新聞 | 2018年3月29日(木) 02:00

29日開業する「HIBIYA CENTRAL MARKET」
29日開業する「HIBIYA CENTRAL MARKET」

 有隣堂(横浜市戸塚区)は29日、同日開業する「東京ミッドタウン日比谷」(東京都千代田区)3階に複合型店舗「HIBIYA CENTRAL MARKET」をオープンする。プロデューサーにクリエーティブディレクターの南貴之さんを迎え、完成したのはさまざまな人が集える「小さな街」。書店を「新しい体験ができる場所」と再定義し、有隣堂が持つ進取の精神を結実させた店づくりに注目が集まっている。

 約780平方メートルのフロアの中にアパレルショップや眼鏡店、コーヒーショップなど多様なカテゴリーの九つの店舗が軒を連ねるが、店ごとの明確な仕切りはなく、知らない街の路地をそぞろ歩きしているような気分になる。核となるのは「Library」と名付けられたスペースだ。10人の関係者が自由にセレクトした書籍が並ぶ本棚と、生活雑貨や衣料品を陳列した棚が混在。外国の市場(バザール)をイメージした空間だ。欧州のビンテージ家具を什器(じゅうき)として用い、モロッコのラグや日本伝統の和箒(ほうき)、現代作家が創作した陶器など、時代も地域もばらばらの商品が陳列されている。

 「年齢も性別もさまざまな、あらゆる人たちが集い、目的がなくてもいられる居場所をつくりたかった」と話すのは有隣堂社長室広報担当の志村圭一郎さん。どの店も親しみやすさや懐かしさを感じさせると同時に、コミュニケーションを促す仕掛けが施されている。

 居酒屋「一角」では唐揚げやハイボールのほか、家庭的な献立が取りそろえられ、カウンター越しに店員がてきぱきと動く様子がうかがえる。会社員向けの理容や女性向けの顔そりサービスも行う「理容ヒビヤ」は、昭和時代の理容室を再現。理容師との“談義”が弾みそうな空間とした。

 「今までと同じ形で書店を経営しているだけでは生き残れない。この場所を有隣堂の挑戦の象徴として展開していきたい」と志村さんは語る。

 近年、同社の収益は書籍の販売だけなく、図書館やカルチャースクールの運営、オフィス設計サポート事業など、書籍以外のボリュームが拡大している。「有隣堂は大正時代にいち早くブックカフェを運営するなど、もともと新しいことに挑戦する遺伝子を持っている。本を読んでもらいたいという軸は変わらないが、新しい試みを積極的に仕掛けていきたい」

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