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時給、待遇UP交渉時、パート主婦が“言ってはいけない”言葉

経済 | 神奈川新聞 | 2018年3月22日(木) 11:00

時給、待遇UP交渉時、パート主婦が“言ってはいけない”言葉(写真:女性自身)
時給、待遇UP交渉時、パート主婦が“言ってはいけない”言葉(写真:女性自身)

 「いまの職場より、できれば条件のよいところで、気持ちよく働きたい…。そう考えている主婦の方にとって、この春が環境改善の“チャンス”なんです。現在、パート時給は全国平均で1,052円(労働市場データ)と、1年前と比べて40円も上がっています。パートの有効求人倍率も、バブル期と同じ基準の1.81倍に。希望する職場に転職できる可能性は高いですね」

 そう断言するのは、これまで2万人の働く女性をサポートしてきた、キャリアカウンセラーの水野順子さん。

 「まずすべきは、“転職すべきかどうか”の見極め。いくらチャンスといっても、転職すべき人と、現状維持が望ましい人がいます。最初の判断基準は『心身の状態』。新たなことに挑戦したい好奇心があり、環境の変化に対応できる体力があると自覚している人は、転職を考えてみましょう。そして、職場の人間関係でストレスを抱え、心身のSOSを感じている人も、“避難”としての転職のタイミングといえます」(水野さん・以下同)

 生活環境の変化も、転職のタイミングにつながるが、“予定を立てづらい人”は転職には向いていないという。

 「子どもが手を離れ、『この時間は確実に働ける』など、“いつ働けるか、働けないか”が明確な人はOK。ですが、家族のリズムは不確定なうちは、現状維持が無難です。たとえば『週3勤務』を希望していたはずが、面接で『週4でお願いします』と頼まれて、なかなか断れずに働き始めてから後悔する人も多い。無理はしないほうが賢明です」

 水野さんは、「現状維持のほうがいい基準」についてもこう指摘する。

 「職場は人間関係がとても大事なので、それが良好なとき。職種も合っていて、『時給が50円上がれば…』『休みがもう1日あれば…』と、『この条件1つさえ変われば続けるのに』と思う人は、転職を考えるより、いまの職場での『交渉』をしてみましょう」

 そこで、水野さんがパート主婦のための“待遇アップ”交渉術を教えてくれた。

【1】交渉の場は自分でつくる!

 「決定権のある責任者に、いきなり相談するのではなく、『時給のことでご相談があるので、時間をとってもらえませんか。お話しさせてください』と、必ずアポイントをとること。最初と最後には、結果はどうであれ、『今日はお時間をとってくださり、ありがとうございます』と伝えることで、互いに嫌な思いをせずに話ができます」

 もし、責任者が相談にも乗ってくれない、交渉の場に来てくれないなら、転職を視野に入れてみよう。

【2】交渉中は感情的にならない!

 「時給900円で働き始めたけれど、後から入った人のほうが時給が高くて……という話が結構あります。大切なことは、『今も働きたい』という前向きさと、自分の希望を冷静に伝えること。ふだんよりも声のトーンを少し落として、ゆっくりめに、相手の顔を見て話しましょう。『おかしいじゃないですか!』と感情的に訴えかけるのは逆効果です」

 事実と意思だけしっかりと伝えよう。

【3】無理なシフト相談へははっきり「NO」!

 時給交渉に多いのが、休暇に関する交渉。「休みたいけど断れない」という相談も水野さんのもとに多く寄せられるという。

 「『これから土曜日シフト入れる?』と聞かれたとき、やりがちな禁句は『あっ出られるかも…』、『主人に相談します』という曖昧な返答。ダメなときこそ、『NO』という意志をしっかり伝えましょう。女性はよく『主人が』『みんなが』と言いがち。パートも仕事ですから、そういう人は『自分で判断できない働き手』と思われます。休みたい期間についても、『当分の間…』など、期間を曖昧にしてしまうと、かえってOKをもらえないこともあります」

 必ず「私」を主語にして明確に伝えよう。

 「交渉も転職先探しも、大事なのは、自分の希望について根拠をもって冷静に伝えること。40~50代を求める職場も増えていますから、気持ちよく働ける場所を探してみてください」【女性自身】

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