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「食」の現場 経済記者が行く
変わる横浜中央市場(下) 「逆境」をチャンスに

経済 | 神奈川新聞 | 2020年2月20日(木) 18:00

 早朝に漁港で水揚げされた魚を当日の競りにかける「追っかけ」が横浜市中央卸売市場本場(同市神奈川区)で最盛期を迎えるのは、毎年6月のことだ。


横浜市中央卸売市場で続く「追っかけ」。新鮮な地魚はその日のうちに飲食店や鮮魚店に並ぶ=同市神奈川区
横浜市中央卸売市場で続く「追っかけ」。新鮮な地魚はその日のうちに飲食店や鮮魚店に並ぶ=同市神奈川区

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 同市場の競りは通常午前4時半からだが、それ以降の競りを追っかけと呼ぶ。小田原、平塚、鎌倉など県内の漁港から鮮魚を積んだトラックが次々に到着し、発泡スチロール容器に入ったサバやアジなどが並ぶ。日の出が早い夏至近くが最も漁獲量が多いという。

 同市場水産物部は2015年、本場と南部市場の経営統合を機に卸・仲卸で初めて共同作成した経営ビジョンを公表。「地場魚集荷力強化」を掲げ、追っかけを強化してきた。

 仲卸業者でつくる横浜魚市場卸協同組合の布施是清理事長(64)は「早朝に取れた地魚が、その日のうちに小売店や料理店に出回る。この新鮮さが横浜市場の特徴」と強調する。卸売会社「横浜丸魚」の芦沢豊社長(67)も「(東京の)豊洲市場では、翌日の競りになる。他市場との差別化につながる」と力を込める。

 言葉の裏には、地産地消を浸透させることで市場のブランド価値を高めたいとの思いがある。漁協と協力し、湘南や横浜の海で取れた魚介類を優先的に横浜に出荷してもらえるよう体制を整えてきたのだ。

 「追っかけはどこの市場でもできるわけじゃない」

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