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「ワイン特区」で都市農業振興 川崎市、農業法人支援へ

経済 | 神奈川新聞 | 2020年1月26日(日) 05:00

麻生区岡上の丘陵地で栽培されているワイン用のブドウ
麻生区岡上の丘陵地で栽培されているワイン用のブドウ

 酒税法の規定に抵触するワインの少量生産を可能にするため、川崎市は今月、「ワイン特区」の認定を内閣府に申請した。2019年度内に認められる見通しで、県内では初のケースとなる。「ワインを自らの手で醸造し販売したい」-。背景には、麻生区でワイン用のブドウを育て、飲食店も営む農業生産法人の思いがあり、都市農業の振興を後押ししたい市が応じた格好だ。

 麻生区の岡上地区でブドウ栽培に取り組むのは、農業生産法人「カルナエスト」(山田貢代表)。農家の高齢化が進む中、若い人に農業に関心を持ってもらいたいとブドウに着目した。2年前に初めて自ら育てたブドウだけでワインを製造し、経営する飲食店などで販売。醸造は県外のワイナリーに委託しており、現在の製造量は年間数十リットルほどという。

 山田さんは、農産物の生産、加工、販売・サービスまでを一貫して行う「6次産業」を目指している。しかし、醸造面で壁となったのが酒税法だった。

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