冷暖房需要を一元化し、集中的・効率的に管理する地域熱供給が日本で始まって今年で50周年。みなとみらい21熱供給(横浜市中区)の内田茂社長に、横浜・みなとみらい21(MM21)地区の発展とともに歩んできた事業の現状や地域熱供給の可能性などを聞いた。
─地域熱供給の特長は。
「地下の共同溝に敷設された地域導管で冷水と蒸気を送る。自然災害にも強く、強靭(きょうじん)で安定的なシステムは省コスト、省スペース、環境負荷低減などのメリットがあり、安全で快適な街づくりに貢献している。創業以来、良質で安定した熱の供給を使命とし、30年間、24時間365日途絶えることなく、東日本大震災の時も供給を続けた」