日産自動車(横浜市西区)は17日までに、小型車「ノート」が2017年のコンパクトセグメント(総排気量1600cc以下の小型・普通乗用車)の国内販売でトップを獲得したと発表した。日産車が同セグメントで年間首位を獲得したのは、1998年の「キューブ」以来、19年ぶり。
17年のノートの国内販売台数は前年比35・6%増の13万8905台。16年11月に発売した独自のパワートレイン「e-POWER(イーパワー)」を搭載した新型のヒットが貢献した。神奈川や静岡県、北海道など11道県では、登録車販売の首位にも立った。
日産によると、ノートを購入した人の約7割がイーパワー搭載車を選択。17年10月には、発売から1年弱でイーパワー搭載車の販売が累計10万台に到達していた。日産は「イーパワーの運転性能による利便性が高く評価された。18年も車の電動化、知能化に向けた技術開発を進め、新たな提案を続けていく」としている。