相鉄・JR直通線の開業で東京都心へのアクセスが向上した相模鉄道。2022年度下期には東急電鉄とも接続し、新横浜方面にも直結する。グループを統括し、流通やホテル事業も展開する相鉄ホールディングス(横浜市西区)の滝沢秀之社長に聞いた。

─昨年11月に相鉄・JR直通線が開業した。
「ほっとした、というのが正直なところ。着工後に2度、開業時期が延期となった経緯があり、1番列車が走りだすまでは不安もあった。今は皆さまからの高い期待を感じている。1千億円を超える大型投資の効果を最大限に発揮したい」
「開業後の約2週間でみると、新設した羽沢横浜国大駅の乗降人員は1日平均で約5300人だった。将来的な需要予測をやや下回っているものの、スタートとしてはまずまずという認識だ。主要駅の乗降人員は全体的に増加している」
─直通線を走る新型車両の評判は。