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世界に一つだけの御朱印帳 オリジナル作成 県内各地の店や神社で人気

経済 | 神奈川新聞 | 2018年1月14日(日) 10:21

完成した御朱印帳を手にする神主の池田奈津江さん=海老名市の弥生神社社務所
完成した御朱印帳を手にする神主の池田奈津江さん=海老名市の弥生神社社務所

 近年、癒やしを求めて神社や寺院を参拝し、その証しとして押印される朱印を集める人も多い。これまで各寺社などで頒布する専用台紙の「御朱印帳」を使う人がほとんどだったが、最近では思い入れのある布地などを表装した「世界にたった一つ」のオリジナル御朱印帳を作る人もいて、県内で開催されるワークショップの人気が高まっている。

 JR鎌倉駅近くの手拭い専門店「nugoo鎌倉 二の鳥居店」では月1回、ワークショップを開催。参加者は、鎌倉の寺社や季節行事などをデザインした柄や古典柄など店に並ぶ200種類以上の手拭いの中から1枚購入し、同店2階にある系列の日本茶専門店で御朱印帳を作る。

 参加費は、茶菓付きで3500円(手拭い代別途)。参加した多くは、40~50代の女性で、ほぼ毎回、10人の定員を超える応募があるという。店長の青柳智子さん(34)は「七福神巡りをしながら朱印を集める女性も多く、御朱印帳を特別なものにしようと手作りする人が増えているのでは」とみている。

 海老名市国分北の弥生神社では、地域の人たちが心穏やかになれる場をつくりたいと、2015年から年中行事にちなんだワークショップを定期的に開催している。この一環として昨年12月上旬に行った御朱印帳作りには25人が参加(材料と茶菓付きで2千円)。会員制交流サイト(SNS)で開催を知り、群馬や埼玉など県外から訪れた人もいた。

 参加者は小学3年生~80代で、親子連れや3世代、20代の女性グループなどさまざま。表装用の布地に大島つむぎ、ちりめんといった絹地をはじめ約100種類用意したが、思い入れのある布地を持参した人も、5人ほどいた。

 主宰する神主の池田奈津江さん(41)は「形見の着物など思い出が詰まった古布を御朱印帳に生まれ変わらせることもできる。大切に持ち続けてもらいたい」と願いを込める。

 
 

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