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広がれ、幻の「津久井在来大豆」 地元食品店が新商品続々

経済 | 神奈川新聞 | 2020年1月3日(金) 14:00

津久井在来大豆を使ったオリジナル商品を手にする岡本政広さん(右)と妻の加代子さん=豊国屋
津久井在来大豆を使ったオリジナル商品を手にする岡本政広さん(右)と妻の加代子さん=豊国屋

 食品と酒の販売店「豊国屋(とよくにや)」(相模原市南区新戸)が、“幻の大豆”と呼ばれる「津久井在来大豆」を活用したオリジナル商品の開発を続けている。同市緑区の津久井地域で長く親しまれてきた特産品の消費拡大を目指し、14品を販売。昨秋には、コーヒーとチリ味のドレッシングの2品が仲間に加わった。同店は「津久井在来大豆の魅力を全国に広めたい」と意気込んでいる。

給食で知ろう地元大豆 節分に合わせ提供・相模原

 在来大豆は糖度が高く、加工に適した品種。同地域で昔から生産されてきた。だが農家の高齢化に加え、格安な輸入大豆に押されて生産農家が減少。いつしか幻の大豆と呼ばれるようになった。そこで「甘くて味が濃い」のが魅力の特産品で地域を活性化しようと、同地域の農家が2000年から再び、本格的な栽培に乗り出した。

 豊国屋の店主岡本政広さん(67)が在来大豆を使った商品を開発、販売し始めたのは06年ごろ。同地域で行われた農業体験に参加し、そのおいしさを知ったのがきっかけだった。

 試行錯誤を重ねながら、「きな粉」「味噌(みそ)クッキー」「納豆糀漬(こうじづけ)」などを開発。全国各地で開かれる物産展にブースを構え、PRしてきた。缶詰入りの「蒸(ふ)かし豆」、スナック豆の「ふく豆」、ドレッシングの「大豆のドーレ」はいまや人気商品にまで成長した。

 岡本さんは商品の販売だけでなく、生産も手掛けている。自宅近くの畑で栽培し、農家から購入したものと一緒に原料に使っている。


大豆を焙煎して、ひいたコーヒー「ソイカフェ」
大豆を焙煎して、ひいたコーヒー「ソイカフェ」

 昨秋には、二つの商品が仲間入りした。一つは大豆コーヒー「ソイカフェ」。焙煎(ばいせん)した大豆をひいて粉にし、ドリップして飲む。

 もう一つは、大豆ドレッシングのチリ味「大豆のチリドーレ」。ふかした大豆をペーストにし、在来大豆のしょうゆと粒状の大豆で 味を調え、唐辛子の辛みも楽 しめる。

 消費拡大と比例し、生産農家は同地域の周辺にも広がった。ただ国内では、大豆自給率が概算で6%(重量ベース)にとどまるという。

 岡本さんは「大豆は栄養が豊富で健康に良い。もっと商品を開発し、地元の大豆の消費拡大に貢献したい」と意気込んでいる。

 商品に関する問い合わせは、豊国屋電話046(251)0048。

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