京浜急行電鉄(東京都港区)は11日までに、シンガポールに旅客誘致を目的とした業務委託事務所を開設した。対象エリアは羽田空港への就航便数が多いシンガポール、インドネシア、マレーシア。現地旅行会社などに向け、三浦半島を中心とした沿線の魅力や観光情報をアピールする。
日本政府観光局調べによると、3カ国からの2017年10月の訪日客数は、約10万人で前年同月に比べ1割増えた。今後も増加が見込まれるという。
京急電鉄は16年4月に台湾、17年1月にタイに海外委託事務所をそれぞれ設置した。同社は「今後もインバウンド旅客を沿線や当社グループ施設に誘致するための施策・設備を充実させていく」としている。