1. ホーム
  2. ニュース
  3. 経済
  4. ダッドウェイ・白鳥公彦社長 家族の幸せ原動力に

トップに聞く
ダッドウェイ・白鳥公彦社長 家族の幸せ原動力に

経済 | 神奈川新聞 | 2017年11月7日(火) 14:59

白鳥公彦社長
白鳥公彦社長

 父親が楽しく子育てに参加できる育児用品の企画、輸入、販売を手掛ける「ダッドウェイ」(横浜市港北区)。少子化の時代にあっても、優れたデザインと緻密に設計された商品が支持され、順調な成長を続けている。今年は創業25周年の節目。白鳥公彦社長に企業理念や今後の展開について聞いた。 
 -創業のきっかけは。

 「33年前に娘が生まれ、一緒にアウトドアを楽しむために、オリジナルの抱っこひもを作った。その当時は男性が育児に参加する文化がなく、自分が使いたいと思えるスタイリッシュな商品もなかった。子育ては、親も人間的に成長できる貴重な体験。父親も積極的に行うべきだと思い、起業を決意した」

 -ここ数年で男性の育児参加を取り巻く環境は劇的に変化した。

 「2007年のNPO法人『ファザーリングジャパン』設立はエポックメーキングな出来事だった。主力商品である抱っこひも『エルゴベビー』の展開を開始したのは08年。同年にリーマンショックが起き、仕事と人生に対して人々の価値観が変わり始めた。10年には厚生労働省がイクメンプロジェクトを開始するなど、近年は父親の育児参加が定着したと実感する。直営店に来店する男性も増加し、積極的に商品選びに参加している。社会のトレンドに乗ることができたが、その先をリードする企業でありたい」

 -創業以来、順調な成長を続けている。

 「高機能と洗練されたデザインを兼ね備えた商品を取り扱う弊社にとって、少子化傾向は追い風だと思っている。子どもに厳選されたものを与えたいという両親・祖父母のニーズは高い。今期は昨年実績の70億円を上回る売り上げを目指している。今年前半の小売店の不振が響いているが、持ち直しつつあるのでクリスマス商戦にも期待したい」

 -今後の事業展開は。

 「モノを売るだけではなくコトを提供したい。昨年春、ベイクオーターにオープンしたプレイスタジオがその第1弾。天候の影響を受けないので、近隣の幼稚園や保育園に対して、遠足の行き先としても提案している。25周年のテーマは『感謝』。父の日には、父親が娘の髪をアレンジするイベントを開催した。また、インスタグラムに投稿してもらった写真をイラストにしてプレゼントするキャンペーンも展開している。家族の幸せにつながる提案を積極的に打ち出していきたい。どんなミッションも、どう楽しめるかを考えることが事業の原動力だ」

 -横浜市と連携した事業も展開している。実現したい社会像は。

 「横浜を、子育ての楽しさ・しやすさ世界一の街にしたい。そのためには親世代の働き方を見直すことが不可欠だ。人生には仕事に注力する時期や育児・介護に携わる時期などさまざまなステージがある。ワークライフマネジメントという視点で社員の働き方の多様性を認めるとともに仕事のやり方を常に見直し、生産性向上にも取り組んでいる。柔軟性の高い休暇制度を作り、健康管理にも注力している。学校の運動会など、子どものイベントを大切にしようと社員に伝え、休暇を取りやすい雰囲気の醸成を心がけている」

 しらとり・きみひこ 電器機器メーカー、出版社勤務を経て1992年に株式会社ダッドウェイ設立。長年、男性の家事育児参画をリードしてきた「大先輩パパ」として「主夫の友アワード2017」を受賞。横浜市出身。武蔵工業大大学院修了。62歳

トップに聞くに関するその他のニュース

経済に関するその他のニュース

PR
PR
PR

[[ item.field_textarea_subtitle ]][[item.title]]

アクセスランキング