中高生らに職業人のインタビュー記事を通して仕事について知ってもらおうとNPO法人アスリード(横浜市中区)が発足し、雑誌「みらい百花」を来年6月に創刊する準備を進めている。
雑誌は、もともと「さくらノート横浜・川崎版」の名で約6万5千部発行され、県内の高校や中学などに無償で配布されていた。しかし、発行元が事業から撤退したため、同版の編集メンバーの杉野瞳さんと武政祐さんが共同代表理事となり、同NPOを9月に設立。雑誌名を変え、内容も充実させて年1回発行を目指す。
会員企業(72社)で働く若者らを取材し、仕事のやりがいなどを紹介。新たに就業体験プログラムや講演会なども行い、幅広くキャリア教育を支援する。武政さんは「若者たちの将来への選択肢を示し、力強く生き抜く手伝いができれば」と話している。
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同NPOの設立記念パーティーを7日午前11時半から、横浜市西区のレストランで開催する。建築現場の魅力について発信している栄港建設(同市港北区)の岡野美紀子専務やキャリア教育コーディネーターの講演も行われる。参加費は教員・一般6千円など。問い合わせは、アスリード電話045(325)8801。