ファンケル(横浜市中区)が30日発表した2019年9月中間連結決算は、営業利益が前年同期比25・6%増の88億9600万円、純利益が21・1%増の58億7200万円だった。消費増税前の駆け込み需要が追い風となり、増収増益となった。
売上高は前年同期比9・8%増の662億300万円。
事業別では、化粧品の売上高はファンケルブランドが16・3%増。アテニアも13・9%伸びた。栄養補助食品は「内脂サポート」「尿酸サポート」など機能性表示食品が引き続き堅調で、4・5%増だった。
駆け込み需要の影響は、売上高で22億円と試算。予想の16億円を6億円上回った理由について、松本浩一執行役員社長室長は「化粧品だけで16億円と見込んでいたが、サプリメントを一緒に購入される方が多かった。化粧品もアテニアが好調で2億円増、さらにサプリメントの分で4億円が追加された」と説明した。
20年3月期の連結業績予想の売上高1310億円(前期比6・9%増)、営業利益150億円(21・1%増)、純利益102億円(17・9%増)は据え置いた。