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有効求人倍率、3カ月連続で上昇 2017年8月の県内

経済 | 神奈川新聞 | 2017年9月30日(土) 02:00

 神奈川労働局が29日に発表した8月の県内の有効求人倍率(季節調整値)は、前月から0・01ポイント上昇し1・21倍だった。上昇は3カ月連続で、1991年11月(1・22倍)以来、25年9カ月ぶりの高水準。同労働局は県内雇用情勢の判断について「引き続き改善している」と上方修正した。

 判断の引き上げは4カ月ぶり。同労働局は6、7月の求人倍率の伸び幅が大きかったことを踏まえ、県内景気の緩やかな回復を背景に雇用改善が堅調に進むとして今後も1・2倍台を維持する見通しを示した。

 8月は飲食チェーンの求人が増えたほか、製造業では国内向け自動車の好調を反映し、トラックや乗用車向けの部品を手掛ける企業の求人が伸びた。

 正社員に限った有効求人倍率(原数値)は前年同月比0・14ポイント上昇し0・82倍。実際の勤務地を基準とする就業地別有効求人倍率は前月横ばいの1・37倍だった。雇用の先行指標とされる新規求人倍率(季節調整値)は前月比0・17ポイント低下し1・69倍だった。

 主要産業別の新規求人数は、全産業で前年同月比4・9%増加。宿泊業・飲食サービス業(18・8%増)、製造業(14・2%増)、サービス業(10・7%増)などが増加。専門・技術サービス業(5・9%減)や運輸業・郵便業(3・7%減)などは減少した。

 新規求職者数(原数値)は7カ月連続で減少し前年同月比1・9%減となった。

 
 

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