JR東日本横浜支社とジェイアール東日本都市開発は29日までに、川崎市幸区で進めている「多世代交流のまちづくり」の概要を発表した。2018年3月に入居開始予定の60戸の賃貸住宅のほか、スーパーやクリニック、高齢者福祉施設、認可保育園などを整備し、地域に根差した街を目指す。
「コトニアガーデン新川崎」は、JR新川崎駅から徒歩で約10分の位置にある。敷地面積は約1万1600平方メートル。地域のにぎわいの拠点となる広場を造るほか、賃貸住宅と高齢者福祉施設の1階には、それぞれ「交流室」を設ける。交流室はワークショップや料理教室、カルチャースクールなどの場として活用する。
開業後は地域に広く参加を募った交流イベントを開催する予定。JR東日本横浜支社の渡利千春支社長は「住みやすい地域づくりの試金石にしていければ」と話した。