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8月横浜港貿易収支 前年比12・9%増

経済 | 神奈川新聞 | 2017年9月21日(木) 11:59

横浜港8月の貿易地域
横浜港8月の貿易地域

 横浜税関が20日発表した8月の横浜港の貿易速報によると、輸出額から輸入額を差し引いた貿易収支は2012億円の黒字。前年同月比では12・9%増で、3カ月ぶりに増加した。輸出額は11・3%増の5483億円で、4カ月連続で増加。輸出額が2桁の伸びを示したのは2015年6月以来、2年2カ月ぶりで、同税関は「自動車や自動車部品など輸出主要3品目の動向を注視したい」としている。輸入額も10・4%増の3471億円で6カ月連続で増加した。

 輸出は、主に中国向けが伸びた金属加工機械が23・6%増と3カ月ぶりに増加。オマーン向けの電気回路などの機器や、シンガポール向けの貨物船舶なども増えた。

 輸出主要品目の自動車は3・1%増で、3カ月連続で増加。販売が好調なオーストラリアやロシア向け乗用車が寄与した。一方、サウジアラビア向けが現地生産に移行し52・6%減少。全国の自動車輸出額が14・5%増えたのに対し、横浜港で小幅な伸びにとどまった要因となった。

 輸入は、非鉄金属が54・7%増で9カ月連続増加。オーストラリアやサウジアラビアからのアルミニウムが増え、日本国内の在庫減少や国際価格の上昇などで輸入額を押し上げた。原油・粗油は、サウジアラビアなどから横浜港への直輸入が増え65・6%増。殺虫剤やバイオガソリンに使われる有機化合物も27・4%増加した。

 
 

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